マネージャー層へ 陸自の戦術、教えます

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初めまして、ミリたくです

皆さん、初めまして。
元幹部自衛官のミリたくです。
陸上自衛隊で20年以上勤務していましたが、思うところがあり転職。
現在は民間事業会社で管理職やっています。
経歴の詳細はプロフィールを見て頂ければと思います。
このブログは、自衛隊ファンの方のみならず、企業などで戦略の立案などに携わっている管理職の方にも役立つものを目指しています。
その第1回目となる今回は、ブログ開設のきっかけや、今後どのようなコンテンツを作っていくかを説明したいと思います。

ブログ開設のきっかけ〜キャリアコンサルからの厳しい言葉

1佐(大佐に相当する階級)に昇任したのち、入隊以来目標としていたポジションにつくことができました。
そしてそのポジションで思いっきり仕事をすることができ、心から満足したのですが、「もう自衛隊でやるべきこと、やりたいことは全てやり尽くしたな」という気持ちになり、転職を決意しました。
そこで、某転職サイトに登録し、ヘッドハンターと言われるキャリアコンサルとのコンタクトを始めました。
これまで、自衛隊では様々な企画立案や事業の推進に携わってきたので、企業の中枢でその能力やスキルを発揮できるだろうと考えていました。
ところが・・・
まず「お世話してくれるキャリアコンサルが見つからない」というまさかの事態発生。
キャリアコンサルに支援依頼のメールを出しても、多くの場合は、「年齢、経歴、スキルともにご紹介できる案件がない」とお断りのメッセージ。
それでも、数名のキャリアコンサルが支援してくれることになりましたが、その中の一人から、
「自衛隊の幹部が企業で役に立つとは思えない。」
と言われ、更に、
「企業で働くには頭を使うが、自衛隊の人にどこまでできるか?」
と厳しい言葉を浴びせられました。
正直、ショックでしたね・・・
しかし、IT企業に転職し、管理職として勤務してみてどうだったかというと、
自衛隊で培った論理的な思考や意思決定のプロセスは、企業でも大いに役立っています。
管理職であるがゆえ、戦略を策定したり、人に対して色々と説明しなければならない場面が多いのですが、多くの場合、「理路整然としており分かりやすい」との評価を受けます。
また、市場や顧客へのアプローチも、自衛隊の思考過程で導き出した結論に基づき、実際に行動しています。
これだけ使えるものなのに、なぜキャリアコンサルからあのような言葉をかけられたのか。
それは、「自衛隊の戦術や意思決定プロセスについて、一般の人はほとんど知らないから」という結論に至り、これをもっと知ってもらう活動が必要だと強く思ったので、このブログで立ち上げることを決めました。

これからの世の中、人生がマルチステージ化していく中で、転職する自衛官も増えていくと思います。
その時に、優秀な彼らに対して門戸を閉ざすのは勿体ないことです。
また、自衛隊出身者が企業で活躍し、「自衛隊に行けば将来が開ける」といことが世間一般の常識になれば、より多くの優秀な人材が入隊を志願してくれるようになるのでは、との期待も込めています。

陸自の戦術と意思決定プロセスなどを分かりやすく

これから解説していく戦術の原理原則や、意思決定のプロセスなどは、陸上自衛隊の教範(教科書)である「野外令」と「野外幕僚勤務」の記述に沿って行います。
これらの教範は残念ながら市販されていませんので、一般の方が入手することはできません。
しかし、国立国会図書館では昭和43年版のものを閲覧することはできます。
ですので、このブログは国会図書館で閲覧した内容をもとに、なるべく分かりやすい言葉を使って解説していこうと思っています。
また、企業での応用例も極力はさみながら、理論だけではなくその活用方法もご紹介できればと思います。

戦術の原理・原則に関する記事では、攻撃や防御といった戦術行動について、そもそも「攻撃」とは?、「防御」とは?といったところを解説していきます。

意思決定プロセスでは、与えられたタスク(任務)を分析して達成すべき目標を案出し、その目標を達成するための最良の方策を導きだすプロセスについて解説します。

また、戦術などの解説以外にも、軍事や自衛隊に関するニュース記事で興味深いものをピックアップし、解説していきたいと思います。

最後までお付き合い頂ければ嬉しいです!
よろしくお願いします!

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